どの素材を使えばいいか分からない方へ
「金属素材」と一言で言っても、アルミ、鉄、ステンレスなどその種類はさまざま。「この素材を使う」と明確に決まっていればいいですが、「錆びにくい素材がいい」「ネームプレートに使えるもの」など要望や用途のみしか決まっていない場合はどれにするか迷ってしまいますよね。
材料選びの基礎知識
金属素材は、もととなる金属「母材」によってその機能や価格が大きく異なります。それぞれの母材ごとの特色を把握してから、選ぶと失敗しにくいでしょう。素材の母材となる金属は主に5つあります。
また、上記とは別に鉄を母材にニッケル・クロムを多くふくんだ「ステンレス」も素材の母材として使われています。なお、これらの母材を単体で使うことはほとんどなく、さまざまな元素を添加した「合金」として使用されます。
※ステンレスは鉄の合金ですが、本サイトでは鉄とステンレスを区別し表記します。
性能で選ぶ
材料の性能から選ぶ方に向け、ご要望ごとに適した材料をご紹介します。
求める性能 | 適した材料 |
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強度 | 鉄+焼き入れ・焼き戻し |
軽さ | アルミ合金 |
電気抵抗の低さ | ステンレス |
耐食性 | ニッケル合金 |
熱伝導の高さ | アルミ合金・銅 |
以上の表はあくまで目安です。一般的には、さまざまな成分を混ぜ合わせ、たくさんの性能を備えた金属を選定します。ご相談いただければ、求める性能に合う金属もご案内いたします。お気軽にお問い合わせください。
価格で選ぶ
各素材の大まかな価格目安をご紹介します。金属素材やレアメタルの価格は変動が激しいため、時期や添加されるレアメタルの量などによって大きく変わります。都度ご確認ください。
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素材自体の価格だけを見れば、鉄系の素材が一番安価です。しかし、鉄は錆びやすいため、塗装やメッキなどの加工が必要となりかえって高額になることもあります。
被削性で選ぶ
被削性とは加工の際の削りやすさのこと。小さく削りたい場合や複雑な形にしたい場合において、削りやすいか否かというポイントも大切になってきます。
アルミ合金 | |
銅合金 | |
鉄合金 | |
ステンレス | |
チタン合金 | |
ニッケル合金 |
当社では、高精度切断機(マイクロカット)を使用し、さまざまな加工を行います。